5月学習アドバイス 古文 | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2014年 5月 5日 5月学習アドバイス 古文

古文 伊東潤先生

古文を堅苦しくなく、現代感覚で解説する。基礎に何度でも立ち返りながら進んでいくその指導方法は、圧倒的な支持を得る。何もわからないという最初の一歩から完璧な基礎作り、そして難問解法まで本番で役立つ実力を養成する。落ちついた口調に熱さを秘めた授業を展開する。

 
 

一つでも多くの文章に触れて読解力をつけよう

今の時期は、単語や文法などの基礎固めに力を注ぐことができる最後のチャンスです。ただし、それらをひと通り覚えて満足してはいけません。言葉には意味の広がりや、文脈の中での使われ方があり、それらは多くの文章に触れることで一つ一つ吸収していくものなのです。和歌も、掛詞などを暗記するだけでは、十分に得点できません。旅先で詠まれた歌では、その地名が掛詞になることもある。内容と深く関わっているんですね。歌には詠者の感慨が表れていますから、心情を問う問題では歌を理解できれば答えられることが多い。でも歌の解釈は難しいでしょ。そんな時も、前後の脈絡の中でどのような内容が詠まれそうかを卵ェすると、歌意が分かることが多いんです。単語・文法・和歌などの知識は、文章読解を進めていく過程でより実践的なものとなっていくのです。ですから、一つでも多くの文章を読んでおくように心がけましょう。

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実際の入試問題を解く時、単語帳に書かれている通りの訳が選択肢にないと、もう答えがわからないという生徒は割と多いんですよ。例えば、「うるわし」という単語は「きちんとしている」という意味ですが、これが「端正だ」となっていると選べない。「端正=きちんとしている」は、古文の知識ではありませんが、実践的に読解を進めている人は、そういうことに気付くチャンスを得られるものなんです。また、「あはれなり」を「趣深い」とか「気の毒だ」としか覚えていないと、応用が効きません。僕は「あはれなり」を「あは〜はれ〜」とか言って教えるようにしています。「あぁ〜あれ〜」と声が漏れてしまうような気持ちを広く示す語なんですよ。おいしいものを食べても、まずいものを食べても、人は「あぁ〜」となりますよね。「あぁ〜」にも色々あるんです。単語一つが持っている世界は広い。特に形容詞や形容動詞は要注意です。やはり、このような言葉の知識を身につけるためには、沢山の文章に触れていくことが大事なんです。

過去問演習の際は、答え合わせだけで終わらせるのではなく、全訳や解説を読みながら、書いてある内容をしっかり納得することが重要です。内容がわかればおもしろい→おもしろいからまた勉強する、という好循環になると良いですね。おもしろければ、積極的になり、時間も自分から作るはずです。

古文に学年の境はない

古文は、学年に関係なく、基礎を学んでしまえば、あとは読めば読むだけ理解が広がる科目です。そして、その基礎は、高2・高1のうちに終わらせることが可です。実際、国立大学医学部に進学した生徒で、高3生になる前に古文の学習を終わらせていた人がいました。ですから、まずは単語や文法の知識を固めてしまいましょう。高3生になったら問題演習や模試を通して、それらを復習しつつ、さらなる実践力を身につけていけばよいのです。古文単語は、まず最重要300語程度を目安に覚えましょう。英単語に比べれば、格段に数は少なく、発音もスペルもないので、やる気になれば一気に覚えられますよ。東進の模試は強力な教材です。重要なのは模試のあと! 全訳の付いた解答解説や解説授業を活用して、問題文の内容をしっかり理解できるようにしてください。同じ文章が出題されたら、完璧に正解するんだという気持ちでね。

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古文単語を覚えるコツとして、漢字を当ててみることをおススメします。例えば「つきづきし」という単語。漢字で書くと「付き付きし」です。「付く」だから、「ぴったりしている・ふさわしい」という意味です。それと関連する「こころづきなし」は、漢字で書くと「心付き無し」。「気持ちがフィットしない」ということですから、「気にいらない」という意味です。このように、漢字を当てて覚えていくと、忘れにくくなるでしょ。

 また、高1、高2生には「言葉を知る努力」をしてほしいです。古語・現代語・英語など、広く言葉に興味を持ってほしい。古文単語帳で「こちたし」は「大げさだ」と説明されますが、入試の選択肢では「仰々しい」となっていることもあります。現代語の知識として、「仰々しい=おおげさだ」を知らないと解けない。英語で「chaos」を習ったら、その意味「渾沌」が何であるかも知ってほしいです。知らない言葉に出会ったら、とにかく調べる。受験に出るか出ないかは気にせず、興味を持って広く言葉を身につけようとする態度が、君の「言葉力(国語力)」を育むのです。この勉強は受験直前期にはできません。「今」だからできるんですよ。

 

 

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