過去問演習の効果を高める方法とは | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2013年 9月 15日 過去問演習の効果を高める方法とは

公民 清水雅博先生

政治と経済のメカニズムを論理的に解明しながら、入試頻出ポイントを明確に示す。情熱的な指導で生徒をグイグイ引き込み、驚異の合格率を誇る人気実力講師。著書『政経ハンドブック』(東進ブックス)は、政経受験者のなんと80%が愛用しているといわれる大ベストセラー。

 
 

<高3生>過去問演習の効果を高める方法とは

志望校対策が本格化する時期ですが、二次・私大対策として過去問に挑む前に、『新政経問題集【完全版】』『政治・経済一問一答【完全版】』(共に東進ブックス)を用いて、全範囲のアウトプットを行ってください。わからなかった問題やテーマがあれば、テキストや参考書に戻って復習を行いましょう。その後、過去問演習に移り、志望校・学部の特徴、出題傾向を理解すると、過去問演習の効果がぐっと高まります。

ただし、夏休み中のインプットが不十分な人は、演習の前に基本事項をひと通り学ぶことを優先してください。

入試頻出の時事テーマは、冬期講習や『現代社会の最新時事』(学研教育出版)で学んでいきましょう。センター試験で時事テーマがそのまま出題されることは少ないですが、時事を意識した設問や選択肢が登場するので、しっかり対策しておきたいですね。

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各大学・学部は、求める人物像に応じた入試問題を作成しています。そのため、同じ「大学」でも「学部」によって、同じ「学部」でも「大学」によって、問題傾向に違いが生じるんですね。

一例をあげると、早稲田大学は、非常に細かな知識を要する時事問題を出題します。対して、明治大学は、細かな理解よりもテーマとして時事を把握しているかを問うてきます。

また、法学部であれば、政治分野・判例について、経済学部であれば、経済分野について出題が多い傾向にあります。それらの学習を特に重点的に行いましょう。

一方、センター試験では、正誤の判断の際に「理由づけ」がしっかりとできれば、安定して高得点が取れます。深読みせず、「勉強してきた内容を基に考えればこうなる」という考え方で問題にあたってください。

<高2生・高1生>「4つの視点」と全体像の把握を大切に

高2生・高1生は、ニュースや社会の出来事に興味を持つことから始めましょう。「なぜなのだろう」と考え、調べてみることが出発点です。興味のある分野を増やしていくうちに、さまざまな分野が互いに関連していきます。

ニュースを読み解く方法として、次の「4つの視点」を意識してください。まず制度や仕組みの「定義」を押さえる。次に、それらが存在する「理由」を理解して、制度や仕組みが抱える「問題点」を把握する。最後に、問題点についての「対策」を調べる。

「4つの視点」によって、現実の政治経済がどのような理屈で成り立っているかを体系的に理解できます。社会の仕組みの全体像を把握すれば、受験のための勉強も楽しくなるはず。理解の大枠をつくるためには、『名人の授業シリーズ』清水の新政治攻略/清水の新経済攻略(ともに東進ブックス)も効果的です。ぜひ活用してください。

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最近は、「アベノミクス」「TPP」「ねじれの解消」などが話題ですね。これらは、そのまま入試の時事問題になるとは限りませんが、公民学習の出発点として良いテーマです。

「なんでアベノミクスが必要なのだろう?」「TPPには、なんで賛成派と反対派がいるんだろう?」という見方でニュースを捉えたことはありますか? 自身の興味があるニュースについて、まずは一回考えてみてください。

公民科目はただ覚えればいいという科目ではありませんよ。