現代文は予習中心で読解力を鍛える | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2015年 4月 21日 現代文は予習中心で読解力を鍛える

現代文 出口汪先生

現代文に一分の隙もないロジックを持ち込んだパイオニア。ベストセラー『出口の現代文レベル別問題集』シリーズなど、著書販売実績はなんと数百万部! 論理を使えば100%完璧に解けるという出口式「驚異の現代文」は、全国の受験生から絶賛されている。

 
 

現代文は予習中心で読解力を鍛える

入試や模試では、初めて読む文章を自分の頭で客観的・論理的に読み取り、設問に答えなければいけません。現役生はそういった訓練が不足しがちなので、現代文に関しては完全に予習中心で学習を進め、その読解が正しかったのか、授業で確認しましょう。

「評論」と「小説」で予習のポイントは異なります。「評論」は筆者の主張を論理的に説明した文章ですから、筆者の立てた筋道を理解することを意識して読みましょう。そうすることで、設問を見れば自然と答えが浮かんでくるはずです。「小説」の場合、大体は長い文章の一場面を取ってくることが多いので、まずは小説の舞台(時代や主人公の周囲の状況)や登場人物がどのような人物なのか、文中を根拠に客観的に把握すること。さらに、動作や詞から登場人物の心情も把握してください。いかに自分の主観を入れずに客観的に読み取るかがポイントになります。

 

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 1学期は、論理的な読み方・解き方のフォームをしっかりと固める時期です。恐らくこれまで論理を意識して文章を読んで解いていくということはあまりしてこなかったと思いますし、自己流ではこれまでの延長線上でしかならないので、まずは私の著書「好きになる現代文」(水王舎)のような、論理的な読み方が書かれた参考書を1冊読みましょう。その後「出口の現代文レベル別問題集」(東進ブックス)など、難易度の分かれた問題集で少し易しめの問題から解き、自分の読解力を確認していくといいですね。

 模試は現状を把握するために是非受験して下さい。得点が悪いということは、客観的・論理的な読み方ができていないということ。「自分はこれではだめだ」ということがわかってくれればそれで十分です。他の教科と違って、現代文では同じ文章や設問は出題されませんが、客観的・論理的に読めるようになれば、どんな文章が出題されても成績は安定してきます。

 今年のセンター試験を振り返ってみると、ここ数年文章が堅く難しかった「評論」が少し読みやすい文章になっていましたが、その分選択肢に紛らわしいものが多かったですね。選択肢は消去法で選び、最後の2択になった場合は相対的に判断すれば解けるはずです。「小説」は必ず本文中に登場人物の心情を表わす根拠がありますから、そこを見つければ必ず高得点が取れます。今年は例年以上にその根拠が見つけやすかったですね。

「論理的な力」は全ての科目の土台

中学までの現代文は、自分の生活感覚で理解できるような内容の文章が多かったと思いますが、高校になると、アイデンティティーや政治、社会についてなど、広く深く考える内容になってきます。ここに大きな壁があるんですね。しかし、文章は違ってもそこで問われる能力に変わりはありません。早めに客観的・論理的に読む力を養いましょう。

現代文の学習の流れとして、まずは論理的な読解法のフォームをつかみ、簡単な問題集でそのフォームを身につけます。私の講座「新驚異の論理力強化トレーニング」では、多くの問題をこなすことで、論理的な読み方・解き方が自分のものになり、活字に慣れて読み解くスピードも上がりますよ。

現代文で養う「論理的な力」は、全ての科目の土台になります。現代文は普段使っている日本語だからと後回しにしがちですが、しっかり意識して学習を進めましょう。

 

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論理的な読解フォームを身につけたあとは、制限時間内に合格点を取るための実践力を養い、最後に志望大学の過去問対策へと進んでいきます。この流れを高3生になってから一年弱でこなすのは時間的にも大変です。1日も早くスタートすることで成功率がはるかに高まりますよ。

おススメの本としては、最近東進ブックスから刊行された「現代文の勉強法をはじめからていねいに」というマンガや、「システム現代文ベーシック編」(水王舎)です。また、4月末に刊行される「最強の記憶術」(水王舎)では、脳科学に基づいて、どのように記憶すれば効率が良いのか、論理と記憶を統合した1番良い勉強方法を具体的に書いています。対話形式で読みやすいと思いますので是非読んでみてください。