復習のポイントは1週間後の解き直し | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2015年 4月 22日 復習のポイントは1週間後の解き直し

数学 原田知也先生

一つの問題を解きながらほかの問題への繋がりや関連を広げることで、数学のおもしろさや全体像に迫る。入試において合否を分ける方針の立て方や時間配分についても、“易から難へ”を常に意識した授業で、解くスピードと得点力を徐々に育成。明快な授業と爽やかな人柄が、生徒の熱い支持を得ている。

 
 

復習のポイントは1週間後の解き直し

高3生は受験まであと1年ありません。限られた時間の中で効率良く勉強していく必要があります。復習は「どう考えたのか」「なぜできなかったのか」をメモする程度にして、復習に重点を置いてください。直後の復習も大切ですが、答えを覚えている場合もありますので、1週間後にも再度解き直してみましょう。解ければ定着しているということですし、解けなければ復習してさらに1週間後に再度解き直す。完全に理解できるまでこれを繰り返してください。

夏休みまでに基礎を完成させるには、教科書を隅々まで押さえることが大切です。発展や研究、コラムも含めてしっかり読んでおきましょう。そうすることで、基礎だけでなく応用もカバーできますよ。

模試は積極的に受験しましょう。まだ判定を気にする必要はないので、苦手な問題や分野を発見し、試験の雰囲気に慣れるという目的を持って受験に臨みましょう。

 

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今年度のセンター試験は大問によって難易度の差が激しかったので、解く順番によって結果が大きく左右されました。簡単な問題を残すのは非常にもったいない! いきなり解き始めるのではなく、全体にざっと目を通して難易度を確認し、どの問題から解いていくか、優先順位をつけることが重要です。

学習が進んで過去問演習をする際は、実際の試験時間よりも短めに設定して解いてみましょう(センター試験であれば50〜55分で解いてみる)。実際の試験会場で解く場合とそうでない場合では、緊張度が違いますから、そういった足かせをつけた状態で演習しておくことが大切です。

復習や過去問演習をしている際に、どうしても理解できない問題があった場合、解答を真似たり覚えたりすることも一つの手です。そうして繰り返すことで見えることもありますので、勉強方法の一つとして試してみることもおススメします。

「作業」に終始せず「考え方」を身につける

高3生同様、予習より復習中心に学習を進めましょう。受験まで時間のある今のうちに、教科書を読みこんで公式や定理などの基礎・基本の理解を徹底してください。

中学までの数学は計算中心で答えを求めることに重点が置かれていますが、高校数学では新しい証明法も含めた論理的な考察が必要になります。例えば高1では「背理法」、高2では「数学的帰納法」が、中学にはない証明法です。それらを用いた証明問題を多くこなすことが論理的考察力を身につける一番の対策です。また、私は授業の際、「計算をすべてノートに写さないこと」と伝えています。授業では計算式を写す「作業」に時間を割くのではなく、問題を解くための「考え方」をしっかり身につけてほしいと思います。

数学I・A、数学II・B、数学IIIのうち数学I、II、IIIは、数学Iの上にII、IIIと積み重なっていくので、理解を先延ばしにせずに丁寧に押さえましょう。

 

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高校で初めての実力テストに臨む際に注意してほしいのが、「事前に特別な準備をしない」ということです。あくまでも今の実力や苦手な分野を把握し、その後の復習に役立てるためのテストなので、事前に準備して得点が良くても、真の実力を測るものさしとしては意味のないデータとなってしまう可能性があります。もちろん定期試験の場合は、その期間に身につけた自分の実力をフルに発揮するため、事前にしっかり準備してから臨みましょう!