学習アドバイス | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2013年 5月 21日 学習アドバイス

数学 松田聡平先生

多くの生徒から厚い支持を得て東進に。数学の「堅苦しい」イメージを覆す、親しみ感じる90分!素直な疑問からスタートし、気づけば最難関大レベルの問題が解けるように。ダイヤグラムや概念図による本質へのアプローチは、実力を効率よく養成。「なぜ、その解法なのか」考えるクセがつく、楽しく新しい数学!

 
 

《高3生》質VS量というジレンマからの脱却

「勉強に大切なのは〈質〉なのか、〈量〉なのか」。今のうちにこの「質VS量」というジレンマから脱却しましょう。難関大合格者に聞けば、彼らは恐らく「質も量も大切だ」と言うでしょう。その理由はこういうことです。授業を受けて「なんとなく理解した」というレベルで問題を解けば10問解くのに5時間かかる。しかし、「高等学校対応数学」等を受講して6時間かけて本質を学べば、その10問は10分で解ける。授業を何となく理解して「わかったつもり」のままでいると、結果として量をこなせないけれど、本質をしっかり掴めば必要な量もきっちりこなせるんです。本質を理解して能動的に自分の手と頭を動かしていくことがポイントです。

そして重要なのは「時間のマネージメント」。特にセンター試験の数学II・Bでは、時間配分が鍵を握ります。9割以上の得点を狙うなら、必ず見直しの時間を計算に入れて解答の精度を高めてください。

数学I・Aと数学II・Bについては、全範囲が終わっているはずなので過去問演習に入りましょう。過去問演習の方法には、(1)決めた時間内で全問題を解く「実戦形式」と、(2)過去問の中から単元ごとに問題を取り出して1問あたり10分〜15分で解く「問題集形式」の2つがあります。本番が近づくにつれ、「実戦形式」を増やしていくべきですが、今は「問題集形式」で演習を進めて過去問を「問題の本質を読み解く参考書」として使ってみましょう。数学III・Cの場合、まだ範囲が終わっていない人や定着していない部分がある人は、過去問演習に入る前に「高等学校対応数学」や「受験数学III・C」の問題を確実にマスターしていくことが重要です。

模試では、志望校のボーダーラインから1.2倍の得点を目指すこと。僕が受験生の時は、センター試験で満点を目指す場合は120点を目標、つまりそのうち2問分に関しては別解まで考えて解くようにしていました。そうしたら満点が取れますからね。そして成績表が返却されたら、間違った問題について「本質的な理解ができてなくて解けなかった」問題なのか、「時間さえマネージメントしていたら解けた」問題なのかを分析して、次回以降に生かせるように対策を行ってください。

《高2生・高1生》「好き・嫌い」=「得意・不得意」大間違い

「好き・嫌い」と「得意・不得意」を一致させてしまっている人はいませんか? 嫌いだと思って敬遠していたものの中に、得意なもの、魅力的なものが眠っていることは往々にしてあります。と言うのも、今から「数学は苦手だから嫌い」「嫌いだから苦手」と言って数学を諦めてしまうと、高3になってから志望校、志望学部の幅が非常に狭まってしまいます。私立文系の入試においても数学受験が有利となることがありますし、数学を勉強すると論理的な考え方も身についていくんですよ。

「嫌い=苦手」と自分の可能性を閉ざしてしまわないことを、第一の心構えとしてください。そういう心構えを習慣化することで、将来の夢や目標に関しても視野がぐっと広がります。今まで考えもしなかった分野や、興味がなかった分野の研究の中に、自分が夢中になれる何かを見つけられる可能性があるので

す。新たな価値観を得ようとする努力は、きっと将来への大きな財産になるはずです。

高2生・高1生の場合は、学校の定期テストや模試、そして「高等学校対応数学」など受講した講座の内容は、しっかり復習して学んだ内容を融合できるようにしてほしいですね。「模試ではある程度成績が取れているからOK」ではなく、学校の定期テストでも高得点取ることを目指してください。学校の定期テスト出題される単元・分野=入試でも出題される単元・分野なのですから。

また、時間の使い方で注意するのは、「自分の好きなことをする時間」をしっかり確保する」ということです。誤解しないでほしいのは、「学習時間を減らせ」ということではありません。入試直前期が近づいてくればわかることですが、勉強はダラダラと時間さえかければ良いというものではありません。必要なことを、いかにコンパクトな時間に収めるかということまでを考えて勉強するクセをつけてください。「この部分はある程度覚えてしまったほうが良いのか」「本質まで深く学んだほうが良いのか」を判断して、要領よく進めていく習慣をつけましょう。

模試については、まだ未習分野が多いので結果は気にしなくても構いません。ただし、既習分野に関しては、必ず解答冊子と分析冊子に目を通して「なぜできなかったのか」を確認しておいてください。