今月の学習アドバイス 生物 | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2013年 4月 19日 今月の学習アドバイス 生物

生物 山川 喜輝先生

爽やかな笑顔と小気味よいアップテンポな授業がトレードマーク。全国模試の作問に携わるだけでなく、入試問題の解説書や学習参考書の執筆も手がける実力派。趣味はフィールドワークと光学機器(カメラ、顕微鏡、虫眼鏡……)と根っからの理科大好き人間。とことん熱誠指導が信条。

 

《高3生》はじめは8割の理解でどんどん進もう

 高3生になって初めて生物Iの学習を始める生徒は、授業の復習を中心に学習を進めてください。理解したつもりであっても、「確認テスト」で理解の浅さや誤りに気づくこともあるでしょう。東進生であればバックアップサービスをフル活用し、わからないところも一つひとつ理解していきます。最初のうちは何がわからないのか、どう質問したらよいのかとまどうかもしれませんが、疑問を紙に書くだけでも頭の中が整理されるんですよ。一人で勉強するよりも、コミュニケーションをとりながら進めると理解しやすくなります。

 内容をしっかり理解してから次へ進む姿勢が基本ですが、一つの単元に時間をかけすぎるのも問題です。スケジュールどおりに時間を区切り、8割程度理解できたら次へ進むこと。ひと通り終えたら、また戻って2回、3回と繰り返し解いていくと、理解度が深まるはずです。

 高3生は、まずは6月までに生物を一通り終わらせることを目標にしましょう。全範囲を俯瞰した上で苦手な分野を把握しておけば、夏休みを使って対策が立てやすくなります。

「生物Iのすべての範囲がまだ終わっていないので、模試は受けるだけ無駄」と考えないでほしいですね。試験慣れのためにも「センター試験本番レベル模試」は受験していくこと。受験した「センター試験本番レベル模試」はすべてファイルして保管しておいてください。6月には生物Iの範囲が終わると思いますので、その時点でこれまでの模試を解き直してみましょう。模試は、1年を通すとすべての範囲を網羅できるようになっていますから、絶好の教材になるんです。入試直前まで活用してくださいね。

 2013年のセンター試験は大きくひねった問題も出題されず、私としては素直な試験だと感じましたが、平均点が低く「難しかった」という声もよく聞かれました。原因としては、「細かい知識の欠如」が考えられます。教科書や参考書を読んで理解したつもりになっているんですね。細かい知識をしっかり吸収していくためには、ただ「見る」だけでは限界があります。「手を動かして書く」ことが重要です。センター試験は記述式でないので書く必要はないと思うかもしれませんが、書いてノートにまとめるだけで、記憶度はだいぶちがうんです。さらに用語を「発音」する。英単語と同じですね。視覚と触覚と聴覚をフル活用すると、より覚えやすくなりますよ。

《高2生・高1生》興味を持つ姿勢が生物の力を養う

 高2生から新課程に移り、「生物I」が「生物基礎」になりました。参考書もまだ出揃っていない状況ですので、まずは教科書を使って学習します。授業を先取りして、先生が板書するようにまとめることをおススメします。この進め方を今のうちに身につけておくと、単元のポイントを掴む力を養え、実力アップの土台となります。

 高2生の大半は、入試科目で「生物」か「物理」のどちらを使うか、選択しなければならない時期でしょう。そこで、まずは「生物」とはどのような学問なのかを知るためにも、興味・関心を持ってほしいと思います。教科書を読んでいてわからないこと、興味のあるキーワードが出てきた際、その言葉を覚えるだけではもったいない。時間に余裕のある今のうちはインターネットを使って、周辺知識もどんどん探索していきましょう。ヒットするページを片っ端から読んでいるうちに、自ずと知識体系ができてくるでしょう。

 中学校までの理科と同様に、高校の生物もまずは用語を覚える内容がメインにはなりますが、医学部や国立大学の受験となると、知識に加えて文章で相手に説明する力、つまり記述力が必要になってきます。高3生になって記述の練習にすぐ入れるように、それまでは必要な知識をしっかりと蓄積していきましょう。良い文章をたくさん読んでおくことも重要です。それには教科書が一番! すっきりと無駄がなく要点がおさえてありますから、その要点を箇条書きにまとめたノートを作成していくと、記述力が鍛えられますよ。