今月の学習アドバイス 数学 | 東進ハイスクール府中校|東京都

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2013年 4月 17日 今月の学習アドバイス 数学

数学 河合正人先生

延べ20万人以上の生徒を指導し、数多くの締切講座を記録する予備校界を代表する講師。本物のプロ意識で指導し、第一志望校に合格した受験生は多数。作問者の考えにまで及ぶ「流れを大切にする」授業では、心底から数学の面白さを体感することだろう。『センター試験過去問演習』(東進ブックス)では、研究し尽くされたデータ分析が絶大な人気を獲得し、高校教材としても採用される。

 

《高3生》夏までに数学III・Cと数学II・Bを確実にせよ

 高3生は君たちの学年で現行課程が幕を下ろします。現行課程と新課程で違う点はいくつかありますが、その一つに現行課程の数学Cのメインである「行列」が新課程ではその姿を消すのです。大学入試ではある項目が消えるとき、その直前期での出題頻度は上昇します。理系生は数学Cの入試対策を始められるようになるためにも、今すぐこれの土台となる数学I・A、II・Bの中で穴がないか確認しましょう。

 理系生も文系生も今年の夏頃までには、ある程度の「二次試験で通用する応用力」を身につけたいはずです。理系生なら数学III・Cと数列・ベクトルなどの数学Bを中心に、文系生なら数学II・Bと確率を中心に鍛え上げてください。万遍なくやることより得意分野を増やすことをおススメします。

 あとこの一年、作図にはその状態図の出来映えにこだわって欲しいと感じます。もちろん定規もコンパスも使わないフリーハンドでの作図です。今年のセンター試験数学I・Aの第3問などは円と三角形が上手に描ける生徒とそうでない生徒でその正答率に差が生まれると感じました。これは能力とは関係ありません。2円が外接する状態図を視覚的にとらえ、後付けで理由を確認する。我々プロも同じです。しかし、その2円が離れていたり2点で交わっていたら何を思うでしょうか。作問者の気持ちにたち外接しかあり得ないと言い切れますか。どんなサイズの円でも描ける。三角形に内接する円でも外接する円でも大丈夫。ここまで描けてこそ答案作成であり、これがセンター試験なのです。

《高2生・高1生》一題一題を大切に解け

 問題を解くときは、もう一度復習したくなるノート作りを意識してください。多くの生徒が、学校での教科書・問題集・参考書の問題を解く際に、その問題番号だけをノートに書いていきなり解き始めます。その問題が載っているものと、自分の解答が書きこまれたノートを同時に見る生徒は少ないと思います。ノートを見ずに問題とそこにある模範解答だけを見てわかったつもりになっている生徒が多いです。今後は解く問題( 単純な計算問題は除く)はすべてその問題部分をコピーしてノートの一番上に貼りましょう。その下から解答を書き込んでいきましょう。このノートをめくる度に問題と解答がセットで視界に入るはずです。この方法は問題の種別や解法の理解には非常に役立つとされている方法です。

 高2生・高1生は高3生とは異なり新課程で学ぶ生徒です。学校や東進などから情報収集を行い、入試の変化に注意を払っていきましょう。

 前述の高3生とは逆に君たちは新課程の生徒となります。今までの傾向だと新課程に移行した数年は、傾向が落ち着くまで難問は出題されにくいと言われています。自分もそう感じます。しかし、その傾向が定まらないからこそ不安は大きいはずです。センター試験一つをとってもその形式すら断定できないのです。それ故、今後の入試がどのように変化して行くのかをしっかりと情報を集め、決して遠回りにならないよう東進から発信される情報には注意を払いましょう。